古代の戦い これは
もはや戦いではない
奴がこの地に降り立ってから
毎夜空は赫焉と燃え
この空の大地は 焦土と化した
多くの民を 既に失ってしまった
もはやだれが味方なのかすらわからない
奴は人を 意のままに操る
操られた人には 禍々しい力が宿り
その性質も凶暴なものへ変貌してゆく
対抗手段が見つかった
意志を持つ 武器であれば
奴の支配からも
逃れる事が できるようだ
われらイニシールの技術を
集結し 生み出した
人造神獣を 宿す武器
意志を宿し原初の弓
オリジンとアルゴン
だが 奴を倒すには
これだけでは足りない
空の用心棒たちとの総攻撃でも
討伐は 叶わなかった
使うまいと思っていた
最後の手段はある、、
だが それは、、
もはや 残された猶予は僅かだ
イニシールの一族を、、 いや
空島そのものすら 奴は
飲み込んでしまうだろう、、
残された最後の手段、、それは
膨大な霊力を持つ結界に封じ
霊力を維持し続ける事
その条件に見合う方法は、、
この空島の大半を使って
奴を縛る結界にするしかない
母なる大地を犠牲に
生き長らえる自分たちは
いつか罰を 受けるだろう、、
その罪は イニシールの姫たる
この私が 全て受け入れよう
この星全てが
奴に食い尽くされてしまう前に、、
そう、、 忌々しい奴の名には
それがふさわしいだろう
星のすべてを喰うもの ”星喰い”
姫の偉業に敬意を表し ここに
戦いの結末をしるす
星喰いは計画通り 封じる事ができた
その代償は 計り知れないもの、、
空島は その大半を失い
我らイニシール一族も もはや
極わずかしか 残っていない
道標たる姫をも失った我らは
この先どうすればいいのか、、
この封印も 完全なものではなく
結界の霊力が低下すれば 星喰いは
また解き放たれてしまうだろう
だが 我らには
姫の意志を 継ぐ責務がある
偉業を無にせぬためにも
星喰いを封じ続ける
ここに誓おう
我らはこれより
ブルースカイクラブと名乗り
未来永劫 星喰いを封じ続けると
この青く澄み渡る青空は
我らが守り続けてみせよう
ーーーー偉大なる姫アネーラに捧ぐーーーー
奴の封印は どうなったのだろうか
まだこの世界が
食い尽くされていないので
あれば成功したのではないか
、、、もはや私には 確認する術はない
私はあの空から 落ちてしまったのだ
地上も奴のせいで 甚大な被害が
出ているようだ
今は できることをしよう
我らが生み出した 結晶たる人造神獣
この地では 同じものは無理でも
生命の力を高める レリックの力を
使えば 少しでも力になるであろう
カルラ ヴァジュラ レジェンド、、、
この悲劇を決して忘れぬ
詩と共にこれを残そう
そして いつの日か
私は あの空に帰る
我らが母なる大地を汚した
その罪を 償うために
ーーーーイニシール姫 アネーラーーーー
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